こんにちは!じゃっかんあるつ(@cosmicalz)です。
液体100mlルールが始まったのは
テロ防止対策のため。
2001年の9.11の影響かなと思いきや
調べてみると、2006年に発生したイギリスでの航空機爆破テロ未遂事件をきっかけに、
2007年から全世界の国際線で液体物持ち込み制限のルールが定められました。
それから15年以上経過した今、そのルールが少しずつ変わっていきそうです。
液体100mlルールとは
![](https://cosmicalz.com/wp-content/uploads/2023/05/q004-img02_jp__1.png)
機内に液体を持ち込みたい場合、
・100ml(g)以下の容器に入れて
・その容器を1リットル以下のジッパーの付いた再封可能な透明プラスチック袋に入れる
というのが現在の国際線のルール。
空港の手荷物検査で見つかった液体は、その場で没収されてしまいます。
出国手続き後に免税店やコンビニなどの店舗で購入した
飲み物などは100mlを超えても、持ち込みが可能です。
その液体ルールを廃止した空港が
液体100mlルールは世界共通かと思いきや
そのルールを廃止した空港があるのです。
それがロンドン市内に1番近い空港のシティ空港。
既に2023年4月から廃止されています。
そのほかスタンステッド空港とガトウィック空港もテスト中です。
そして、バーミンガム空港も廃止することを決めたんだとか。
なぜイギリスがこのルールを廃止し始めているのか
急にやーめたってなっているのではなく
これにはちゃんと訳があるのです。
英国政府は2024年までに
国内主要空港でCTスキャン技術を用いる新保安検査機器を配備する計画だそうで
この機器によって、液体物やノートパソコンをカバンから出さずに済むようになるのです。
それにともなって、機内に持ち込むことのできる液体も
現在の100mlから2Lに引き上げられる予定。
イギリスでは、この100mlルールは
2024年6月で終了することが決定されています。
このルール廃止はイギリスだけ?
アメリカでも運輸保安局が、新しい検査機器を導入する計画だそうで
液体物のルール緩和も可能となって検査のスピード向上にも繋がるのでは
と考えられています。