海外旅行

パスポート、濡らさないで。旅先でいちばん困る「うっかり破損」の話

こんにちは!じゃっかんあるつです。

「パスポートって、多少ボロくても大丈夫でしょ?」

これ、わりと多くの人が思ってます。

そしてその油断、普通に詰みます。

タイの水かけ祭り・ソンクラーンの時期になると、毎年のように在外公館が
「パスポート濡らさないで」と注意喚起を出します。

理由はシンプルで、

濡れたパスポート、普通に使えなくなるから。

でもこれ、ソンクラーンに限った話じゃありません。

パスポートは「紙の冊子」だけど、扱いはほぼ精密機器

まず前提として、パスポートはただのノートじゃないです。

身分証明書としての信頼性がすべてなので、
「少しでも怪しい=NG」になりがち。

具体的にはこんな状態、全部アウト候補です。

・水に濡れてページが波打っている
・顔写真ページにシミやにじみがある
・スタンプがかすれている
・ページが破れている、折れている

これら、どれも「使えるかどうかは現場判断」。

そして現場判断ということは、
運が悪いと普通に止められます。
そのまま飛行機に乗れない、というケースも普通にあります。

ソンクラーン中は特に要注意

ソンクラーンの時期は、水が飛んでくるのが当たり前。
防水対策をしていないと、バッグの中に入れていても油断できません。

たとえば、

・水かけのエリアにうっかり入る
・バッグのチャックが少し開いている
・スマホを守るのに気を取られてパスポートが後回しになる
・レインカバーなしで移動する

こういう場面で、パスポートだけ濡れてしまうことは普通にあります。
しかも、旅先では「あとで乾かせばいい」で済まないのがつらいところです。

実際にあった「帰れなかった」ケース

ここまで読んで、「さすがにそこまでならないでしょ」と思った方へ。

これ、普通に起きています。

たとえばこんなケース。

・雨でバッグの中が濡れて、気づいたらパスポートが波打っていた
・飲み物をこぼして、写真ページにシミができた
・子どもが落書きをしてしまった
・長期旅行でボロボロになり、端が破れていた

こういう状態で空港に行くと、チェックインカウンターで止められることがあります。

航空会社としては、「入国できない可能性がある人」は乗せられないので、
少しでも怪しいと判断されると、その場で搭乗を断られることもあります。

そして厄介なのが、ここで交渉してもほぼどうにもならないこと。

「乾いてるから大丈夫です」
「問題なく使えてました」

そう言っても、最終判断はあくまで航空会社や入国審査側です。

つまり、

その場でアウトと言われたら、それで終わり。

別の便に振り替えればいい、という話でもなく、
パスポート自体を作り直さないといけないケースもあります。

旅行の最後にこれが起きると、
帰れない・延泊・追加費用…と、わりとシャレにならない展開になります。

海外でトラブルになると、想像より動けない

ここが地味に見落とされがちなんですが、
パスポートのトラブルって「その場でどうにかなる」話じゃありません。

パスポートは日本国内で作られるものなので、
破損などで作り直しになると、それなりに時間がかかります。

国によっては比較的早く発給できるケースもありますが、
日本の場合は海外での再発行に時間がかかることが多く、
状況によっては数週間〜1か月ほどかかることもあります。

たとえばタイの案内では、再発行に約1か月かかるとされています。

海外でパスポートが使えない状態になった場合、
多くの場合は「帰国のための渡航書」
を発給してもらう流れになります。

これ、地味にハードルが高くて

発給には「戸籍謄本(または抄本)」が必要
になるケースがあります。

つまり、日本にある戸籍を取り寄せる必要が出てくる、ということ。

これがまた厄介で、
家族に頼む・役所に申請する・郵送を待つ…と、
タイミングによってはそれだけで日数がかかります。

しかも、いつでも手続きできるわけではなくて、

・大使館や領事館が休館中
・祝日や連休にかぶる

こういったタイミングだと、そもそも手続きが進められません。

つまり、

トラブルが起きたタイミング次第では、
「動きたくても動けない状態」になることも普通にあります。

数日の足止めで済めばまだいいほうで、
延泊や予定変更、追加費用が発生するケースもあります。

もし濡れたら、放置しない

「ちょっと湿っただけだから大丈夫」
と思って放置するのはおすすめできません。

乾かせば元通りになる、と思いがちですが
見た目が戻ってもダメージ扱いになることは普通にあります。

紙が波打ったまま戻らなかったり、印字がにじんだりして、
あとから困ることがあります。

もしパスポートが濡れたら、まずは早めに状態を確認しましょう。

ページ同士がくっついていないか、
写真ページやICチップまわりにダメージがないかも見ておくと安心です。

ドライヤーで急激に乾かすのはNG。
ページが波打つ原因になります。

キッチンペーパーなどを挟んで、重石をして自然乾燥させるのがマシですが…
それでも『跡』は残るので、やはり基本は買い替え(切替発給)を検討しましょう。

旅行中なら、現地の日本大使館や領事館に相談する流れになります。

ただし、国や時期によってはすぐに対応できないこともあるので、
そもそも濡らさないのがいちばんです。

旅先でできる守り方

パスポートは、ふだんから少し丁寧に扱うだけでかなり守れます。

・防水ケースやジッパーバッグに入れる
・バッグの外ポケットには入れない
・水辺やイベント会場では持ち歩き方を変える
・宿ではむやみに出しっぱなしにしない
・コピーやスマホ写真も別で保存しておく

特に海外では、パスポートをどこに入れたかで安心感が全然違います。

「すぐ出せる」と「すぐ濡れる」は紙一重なので、
取り出しやすさだけで選ばないほうがいいです。

旅の小ワザとして覚えておきたいこと

旅行って、楽しいほど油断しがちです。
でもパスポートだけは、服や靴よりも先に守るくらいでちょうどいいと思います。

水かけイベント、突然の雨、飲み物のこぼれ。
旅先のハプニングは、意外とパスポートを直撃します。

せっかくの旅行を台無しにしないためにも、
「パスポートは濡らさない、折らない、汚さない」
これだけ守れば、だいたい平和に帰ってこれます。

ABOUT ME
じゃっかんあるつ
はじめまして。じゃっかんあるつです。 旅にまつわるあれこれのおせっかいを焼いています。 「痒いところに手が届く」をモットーに書いていますので、少しでも参考にしてもらえたら嬉しいです。