海外ノマド

海外渡航の際にクレジットカードの付帯旅行保険を利用しようとしている人は要注意!

こんにちは!じゃっかんあるつ(@cosmicalz)です。

海外旅行の際に保険ってどうしていますか?

キューバのように保険加入が義務付けられている国もあったりしますが
たいがいは自分で選択しますよね。

そこで候補としてあがるのが

「クレジットカードの付帯旅行保険」

若い頃は格安の海外旅行保険に加入していました。
ネットでサクッと加入できるのも魅力。

でもクレジットカードの付帯保険が一般的になって
海外旅行保険に加入することもなくなっていましたが‥

ハワイでの出来事

今回この記事を書くきっかけとなったのが

ハワイ旅行中に邦人が死亡し
その際の医療費が高額で支払いが大変なことになっている
というXの投稿。

ハワイ旅行中に配偶者が脳内出血で入緊急搬送、緊急手術、入院して亡くなり、
クレジットカードの付帯旅行保険では足りず賄えなかったそうで

治療費や遺体の移送費などで夫には$133,600の費用が請求され
保険適用後の自己負担額は$103,600となったということ。

$133,600=20,831,847円
$103,600=16,154,037円 
(2024年7月現在)

アメリカの治療費が高額なのは周知の通りで

医療費
救急搬送費
救急空輸費
入院費

など最終的にはビックリするような額を請求されることも。

外務省のHPでも注意喚起がされている

外務省HPでもハワイにおける高額医療費についての注意喚起がなされています。

外務省HPより
(2)海外旅行保険
 ハワイ州の医療費は、極めて高額となっており、ICUに収容されると1日5,000ドル以上かかる例も少なくありません。救急車も有料で状況に応じて数百ドル~千ドルを超える費用がかかります。海外を旅行する際は、十分な補償内容の海外旅行保険に加入することを強くお勧めします。ただし、既往症のある方の場合や、危険を伴うスポーツやレジャーなどに参加する場合には保険が適用されないケースもありますので、保険会社に確認してください。なお、クレジットカード付帯の保険は、往々にして限度額が数百万円程度である等、重篤なケースでは十分に対応できないことに留意する必要があります。また、万一に備え、旅行日程だけでなく、加入した海外旅行保険に関する情報も、日本にいる家族に必ず知らせておいてください。

※外務省HPの上部に国名や地域名を入力すると、各国各地域の医療事情や危険スポット、テロ&誘拐情勢、安全対策の基本などを確認できます。
海外旅行の際には事前にチェックすることをおすすめします。

海外の治療費はどのくらい?

例えば海外の医療費は以下の表を参考に


日本医師会のHPより

アメリカは桁違いに高額ですが
入院となるとヨーロッパ諸国も実費で支払うのは痛い金額です。

これ、2019年の数字なので
現在はもっと高額になるかと。

※アメリカは州によって医療費が異なります。

現在暮らしているジョージアはどう?

私たち家族はジョージアに3年以上滞在していますが
病院にかかったことは1度もありません。
(歯医者は別)

なので実体験として比較できるのが歯医者。

ジョージアに移住当初はコロナ禍で
「Remotely from Georgia」という名の
リモートワーカー向けプログラムを申請しないと入国できなかったので
それを利用して渡航しました。

こちらにエントリーするのに保険加入が必須だったので
ジョージアの民間の保険会社の保険に加入しました。

その保険の加入期間は1年間。

なのでそれ以降は
日本の保険にもジョージアの保険にも加入していないので
もちろん歯医者の治療費は実費となります。

ジョージアの首都トビリシの歯医者もインフレ化が著しくて
3年前とは比較にならないほど高額になっています。

ただ、アメリカなど先進国ほどではなく

例えば虫歯の治療では
1回で1本の治療が済んで、100ラリ以上になると
ぼったくりだねえ
と3年前の治療費を知っている者は感じてしまいます。

とはいえ、家賃も高騰してるだろうしね。

友人家族は子どもが頭を強く打ち
救急車で搬送されて1日入院したことがあります。

海外の救急車は高額の請求がくるのでは!?
と他人事ながら恐怖だったのですが
蓋を開けてみると

入院費込みで800ラリくらいだったかな
当時のレートで4万円ほど。

その国によって全然違いますね。

クレジットカードの付帯保険の補償はどれくらい?

クレジットカード付帯保険は治療の補償が弱い場合が多いです。

ゴールドクラスでさえ300万、プラチナでも1000万が上限。
なので別途旅行保険かける方が無難。

治療費2,000万円の掛金は数千円ほどです。

ただ滞在日数が長くなる場合は
保険料もバカにならなくて、躊躇してしまうのもよくわかります。

そんな場合は以下に書いたように
現地の医療保険加入の検討をしてみてもいいかもしれません。

クレジットカードの付帯保険の注意点

利用付帯の場合

クレジットカードの付帯保険は
・自動付帯
・利用付帯

の2種類があって

利用付帯とは
そのクレジットカードで海外旅行の際の航空券や交通費を支払って初めて該当となります。

利用付帯の場合は
クレジットカードを持っているだけでは対象にならないよ
というのが1つめの注意点

その他の保険が有効になる条件

自動付帯、利用付帯だけではなく
クレジットカード会社によって、保険が有効になる条件が全く違います。

例えば楽天カード。

カードを使って航空券を購入したり、ホテルを予約しただけではダメで
「募集型企画旅行の料金」を利用条件のある楽天カードで支払う
ということが条件になります。

募集型企画旅行とは、いわゆる添乗員付きのパッケージツアーのこと。

そして治療費は200万円と
アメリカでの治療の場合は雀の涙程度の額。

ちなみに楽天カードの場合
自動付帯で保険が付いてくるのはプレミアム会員のみです。

ご自身が加入しているクレジットカード会社の利用条件を
旅行前にチェックしておきましょう。

現地の医療保険加入の検討も

留学や長期滞在の場合はローカルの保険加入を検討してもいいかもしれません。

日本の保険より補償額が劣ることが多いですが
日本の海外旅行保険よりもリーズナブルなのが魅力です。

私もジョージアの民間保険会社を利用したことがありますが

2019年当時、現地通貨のラリ建で加入すると
1日1.5ラリ計算。

当時1ラリ31円くらいだったから、1日46.5円。
6ヶ月だと8,370円。

という画期的なリーズナブルさでした。

っていうか1ラリ31円って‥
(現在57.43円)

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まとめ

海外での治療費はその国によって保険制度や費用負担も異なり
未知なことも多いので
クレジットカードの付帯保険プラス海外旅行保険や
現地の民間保険に加入した方が無難かもしれません。

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じゃっかんあるつ
はじめまして。じゃっかんあるつです。 旅にまつわるあれこれのおせっかいを焼いています。 「痒いところに手が届く」をモットーに書いていますので、少しでも参考にしてもらえたら嬉しいです。