こんにちは!じゃっかんあるつ(@cosmicalz)です。
観てきましたよ、ジョージアが舞台の映画
「ダンサー そして私たちは踊った」。
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いやーよかった!
何がよかったって音楽とダンスがよかった。
いや、そんなペラペラな感想ではこの映画の良さが伝わらないっっ。
ちゃんと感想を。
超簡潔にいうと、保守的なジョージアでの同性ダンサーの愛と葛藤を描いた作品。
ジョージアでプレミア上映した時に
5,000枚のチケットがわずか13分で完売された話題作。
極右団体が抗議して映画館に突入しようとしたりで
物議を醸した作品でもあります。
そう、あんまり知らなかったけど
ジョージア正教会が大半を占めるジョージアは
同性愛にとても厳しい。
同性愛は病氣だ!と本氣で思っている人もいるらしい。
この映画の監督、レヴァン・アキン監督(スウェーデン人)は
2013年にジョージアで初めて行われたプライド・パレードで
勇氣をもって開催した若者達がたくさんの非難と攻撃を受けたことから
この映画を作ろうと決意したそう。
作品中にも「ホモ」っていう単語がよく出てきて
それがよく表している。
日本で保毛尾田保毛男っていう強烈キャラが登場したのが
80年代後半。
今や化粧をする男子も当たり前。
LGBTQへの理解がまだ進んでいないジョージアという国で
主人公を演じることを決めたゲルバヒアニという青年は素晴らしいよね。
彼のような若者(といってもゲルバヒアニと話したことないけどw)に
ジョージアを旅している時にたくさん会った。
男性も女性もらしくあれという圧力の中にまだいるかもだけど
こういう若者たちがきっとジョージアを変えていくんだろうな。
この作品はジョージアへのラブレターだって監督が語っていて
兄の「ジョージアに未来はない」っていう言葉があったけど
その言葉も含めてジョージアの未来への希望なんかを
織り込んでいたんだと感じました。
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繰り返すけど音楽とダンスが最高だった。
男らしい強さが要求されるジョージア国立舞踏団で
小さい頃から踊ってきた彼が
自分が本当に表現したいことを隠さずに踊った
ラストのダンスは涙が出そうになるくらいだった。
ジョージアの決して裕福ではない生活の中でも
悩んで楽しんで恋をしてっていうのは世界共通で
ジョージアの誕生日会や結婚式も出てきたりするし
ジョージアのトビリシに行ったことがある人は
あっあれが出てきたとかあそこも映ったねとか
そういう楽しみ方もできますよ。
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以前ジョージア映画を観にいく時に意気込んで予約していったら
全然お客さんいなかったから
今回は完全に油断していて
着いたらもう4席くらいしか残ってなかった!
当日は映画の日だったってのもあるかもだけど。
予約して行った方が確実かも。