こんにちは!じゃっかんあるつ(@cosmicalz)です。
今回のデジタルノマド向けのビザは「モルドバ」。
モルドバは、2025年に新しく「デジタルノマドビザ」を導入した、ヨーロッパの中でも注目の国です。
リモートワークをしながら東ヨーロッパに滞在してみたい人にとって、
非常に便利なオプションとなっています。
正式には「Digital Nomad Visa」と呼ばれ、
外国人がモルドバに長期滞在しながらリモートワークを行うことを可能にする制度です。
そもそもモルドバってどこ?
モルドバは、東ヨーロッパに位置する内陸国で、ルーマニアとウクライナに挟まれています。
ワインの名産地として知られ、物価もヨーロッパの中では比較的安いのが特徴です。
観光地としてはまだそこまで有名ではありませんが、
静かに暮らしたい人やヨーロッパの穴場を拠点にしたい人にはぴったりの場所です。
日本からの直行便はなく、ヨーロッパ主要都市(ウィーンやワルシャワなど)を経由して入国します。
モルドバのデジタルノマドビザの概要
・ビザのタイプ:リモートワーク対応の一時就労・居住許可
・開始日:2025年9月20日より運用開始予定
・滞在期間:最初に発給される滞在許可は1年。さらに1年延長可能(最長2年間)
・対象者:モルドバ国内で雇用されていない、海外企業や顧客向けにリモートワークを行っている外国人
※一部報道では、ローカル登録や別条件により最長5年までの延長も可能になる可能性があるとされており、
進展があり次第更新される見込みです。
モルドバのデジタルノマドビザの要件は?
【リモートワークの証明】
・海外の雇用契約書、または自営業の登録証明書
・収入証明書(給与明細や銀行の入金履歴など)
【十分な収入】
月収はUS$1,500〜2,000(€1,290〜1,700)程度が目安とされ、
モルドバ国内の平均給与の約3倍とされます
(2025年現在、日本円で約22万〜29万円)
【健康保険】
モルドバ滞在中に有効な健康保険への加入が必要です。
【住居証明】
モルドバで住む場所が決まっていることを示す契約書や予約確認書。
家族の同伴はできるの?
モルドバのデジタルノマドビザでは、配偶者や子どもを同行させることが可能です。
家族全員分の保険や住居証明書も必要になります。
申請に必要な書類
有効なパスポート(残存6か月以上)、雇用契約または業務委託・事業証明、収入証明、
健康保険、無犯罪証明、滞在先の証明などが求められる見込みです。
申請手順
・必要書類を準備
・モルドバの移民・亡命局(Bureau of Migration and Asylum)オンラインor対面
(処理費用:€40〜80(US$45〜90程度)と予測されており、詳細は公式発表待ちです)
・書類審査後、追加資料を求められる場合あり
・承認されるとデジタルノマドビザが発行され、入国可能に
税金について
外国で得た収入に対してモルドバで課税されない設計がされており、
IT Park登録などによる低税率(7%)の適用なども含め、
税面での優遇が期待されています。
モルドバってどんな国?
モルドバは、東ヨーロッパにある内陸国で、ルーマニアとウクライナに挟まれています。
人口約260万人、面積は日本の北海道より少し小さいくらい。
ワインが有名で、ぶどう畑が広がる田園風景が魅力です。
経済はヨーロッパで最も貧しい国のひとつですが、
物価は安く、親日的な人が多いと言われています。
首都キシナウではカフェやレストランが増え、
Wi-Fi環境も整いつつあり、
リモートワーカーやノマドに注目されています。
文化的には東欧らしい伝統とロシア・ルーマニアの影響が混ざった
独特の雰囲気があります。
「ワインと田園、物価安めで親日なヨーロッパの小国」
といったイメージです。
キシナウウの冬は結構寒く、12月〜2月は平均気温がマイナス数度まで下がり、
雪が降ることもあります。風が冷たく、体感温度はさらに低く感じる日も。
一方で春(4〜6月)と秋(9〜10月)が過ごしやすく、
日中は15〜25℃くらいで天気も安定。
特に5月や9月は観光・ノマド滞在に快適な気候です。
夏(7〜8月)は25〜30℃前後で暑くなることもありますが、
日本の真夏ほど湿気はなく、比較的過ごしやすいです。
まとめ
モルドバのデジタルノマドビザは、まだ導入されたばかりの新しい制度です。
最大2年の滞在が可能で、収入要件も他のヨーロッパ諸国に比べると比較的ハードルが低め。
物価の安さ、美しいワイン文化、そして落ち着いた環境を求めるデジタルノマドにとって、
モルドバは新たな拠点候補になりそうです。
申請を検討する際は、最新情報を必ずモルドバ移民局や大使館でチェックしてくださいね。