こんにちは!じゃっかんあるつ(@cosmicalz)です。
旅人の間では「アライバルビザ」って意外と知られていないようで、
国によっては到着したその場でビザが取れる“神制度”だったりします。
でも最近は、世界的に電子ビザ(e-Visa)へ移行する国が増加中。
アライバルビザが廃止される国もあれば、電子化と併用している国もあったりして、もうカオス。
そして今回のテーマは「インド」。
悪名高きインドの e-Visa。
申請フォームは長く、写真アップロードも厳しめ、カード決済も突然弾かれたり…。
最近では審査遅延も増えていて、旅行ギリギリまで承認が来ないケースもよく見かけます。
そのため「もう e-Visa 無理! アライバルビザで行くわ!」という旅人も一定数いるのですが…
じゃあ2025年のインドでアライバルビザって実際どうなってるの?
この記事ではその答えを分かりやすくまとめました!
目次
インドは短期間の観光であってもビザが必要
まず大前提として、
インドは観光であっても“ビザなし入国はできません”。
・1週間の旅行でも
・乗り継ぎ観光でも
・バックパック目的でも
必ず何かしらのビザが必要。
つまり、選択肢は大きく3つです。
①事前に e-Visa を申請
②日本で通常ビザ(観光ビザ)を取得
③到着してアライバルビザ(英語:Visa on Arrival / VoA)に賭ける
電子ビザ(e-Visa)はハードルが高い

インドの e-Visa は、正直いって世界トップクラスで面倒。
・申請フォームが長すぎる
・写真規格が厳しい
・アップロードエラーが頻発
・決済で何度も弾かれる
・承認まで数日〜数週間かかることもある
SNSでは「申請失敗して泣いた」「旅行前日に承認きた」など、混乱ぶりが広く共有されています。
だからこそ、アライバルビザが存在するなら使いたい! と思う人が多いのも納得。
以前はアライバルビザが存在していたけれど、2025年はどう?
実はインドのアライバルビザ取得が可能な国は
たったの3カ国。
✔ 日本
✔ 韓国
✔ UAE
※UAEは「過去にインドのビザ取得歴がある人」に限定
どおりでアライバルビザのデスクに担当者がいなかった
案件が多いわけだ。
そして2025年現在どうなのか?
結論から言うと…
🔍 2025年時点で、日本人のアライバルビザは「存在しているが、状況は安定していない。」
というのが現実的な答えです。
ポイントは以下:
・制度としては以前から「日本人対象」枠がある
・ただし、実際の運用が空港ごとに違う
・一部の空港では「e-Visa 必須」と案内されるケースが続く
・現場の職員によって対応が違うという報告も多数
・インド政府は基本的に「e-Visa を使ってほしい」方向性
つまり…
👉 “絶対に使える”と期待すると危険。
👉 でも、条件が揃えば取得できた例もある。
この微妙なラインが、旅人を混乱させています。
日本人アライバルビザ(VoA)が使える空港(2025年時点)
・デリー(Delhi)
・ムンバイ(Mumbai)
・チェンナイ(Chennai)
・ハイデラバード(Hyderabad)
・コルカタ(Kolkata)
・バンガロール(Bengaluru)
以上の6つの空港でアライバルビザの取得が可能とされています。
「じゃあ実際どうなの?」到着してアライバルビザを取得した人の声
2024〜2025年にかけてのSNS・旅行者の声をまとめると以下の通り:
・うまく取得できた人
「デリー空港で問題なく取れた」
「空いていて5分で終わった」
「e-Visaの審査が間に合わず助かった」
・断られた人
「アライバルビザカウンターが運用されていなかった」
「空港職員に“e-Visaを申請して”と言われて終了」
「深夜便で担当者が不在」
「本当は使えるはずなのに、なぜか拒否される」
・総評
インドのアライバルビザは“あるにはある”。
でも、ギャンブル性が高い。
安心して使える制度…とは言い難いです。
2024年5月にインドへ行きました。
デリー空港に到着した時に、アライバルビザカウンターにスタッフがいなくて
これってどうなるのかな?と他人事ながら心配になったりして‥
(私はe-Visaを申請済みだった)
こんな人はアライバルビザに頼らないほうがいい
・インド初めての旅行
・旅行日程が短い
・乗り継ぎが短い(ビザの行列で詰む可能性あり)
・深夜・早朝便での到着
・英語がほとんどわからない
・トラブルに弱いタイプ
「必ず入国したい」「予定を絶対に崩したくない」人は
e-Visa を頑張ったほうが安心。
逆にアライバルビザが向いている人
・e-Visa の審査が間に合わない
・旅のスタイルがバックパック寄り
・多少の待ち時間や想定外に慣れている
・そもそもインドの空気感を楽しめる
・「最悪、翌日のフライトに変える」ぐらいの余裕がある
アライバルビザは、“気持ちに余裕がある旅人向け”。
アライバルビザの取得手順(当日の流れ)
基本的には以下の流れです:
・到着空港の「Visa on Arrival」カウンターへ行く
・申請用紙の記入
・パスポートと書類を提出
・写真撮影
・審査(数分〜30分以上)
・手数料の支払い(2,000ルピー、カード払い可)※2025年現在 空港によって異なる可能性あり
・パスポートにビザが貼られる!
ただし、カウンターが閉まっている/担当者不在のケースが報告されているため、信用しきるのは危険。
※申請用紙はあらかじめ記載しておくと安心安全です。申請用紙はこちらからダウンロード
2025年以降はどうなる?今後のビザ制度の動き
インド政府は現在、
外国人の入国手続きを電子化していく方向性を強めています。
・e-Visa の種類拡大
・入国カードが電子化(E-Arrival)
・空港での手続き簡略化
そのため、今後アライバルビザが縮小したり、
実質的に“使いにくくなる”可能性は高いと予想されます。
まとめ:電子ビザは大変だけど、アライバルビザに全振りするのも危険
インドのアライバルビザは、
制度としては一応あるけれど、安定性がない。
・使えた人
・拒否された人
両方のケースが存在するため、
「絶対に大丈夫」と思って行くのは危険。
とはいえ、e-Visa がどうしても通らない時、
最終手段として助けられた人がいるのも事実です。
👉 確実に入国したいなら e-Visa / 通常ビザ
👉 旅程に余裕があるならアライバルビザも選択肢
というスタンスが2025年の現実です。
