こんにちは!じゃっかんあるつ(@cosmicalz)です。
彼が農家をしていて梅畑も管理していたので
毎年梅を収穫しては100キロ以上漬けて梅干しを作っていたものでした。
だから梅干しがない世界なんて信じられない!
夏は梅の酵素ジュースが飲みたい!
と、なかなかの梅ロスなのだけど
梅干しはおろかジョージアで梅は手に入らないのです。
海外の人たちの梅干し事情を見てみると
アプリコット(杏)で漬けている人が多い!
もちろんジョージアにも杏は溢れているんだけど
(杏めちゃ美味しいね)
もっと梅に近い、国民的フルーツがジョージアにはあるのです。
それがケマリ(Tkemali)
似たようなものにアルチャがあって、
アルチャはケマリよりも早くから八百屋さんに並び出して
もうちょっとマイルド。
ジョージア人はそのままかじって食べたりもするみたい
6月くらいから出始めるケマリはもう少し酸っぱめで
ジョージア人はソースにしたりジュースやジャムをつくったり。
この時期、ステスクでは色とりどりのケマリソースが並びます。
ケマリソースは本当にポピュラーで
お肉料理にはケマリがないと始まらない感じ。
ケマリはジョージアの国民的フルーツといっても過言でないほどの存在。
このケマリ、梅と同じバラ科で酸っぱい。
で、梅干しを漬けてみよう!と思い立ったのです。
梅と比べると若干酸味に物足りなさを感じるので
今回は杏で梅干しを漬けてる場合のレシピにある
「クエン酸」を使ってみたよ。
【ケマリ梅干し材料】
・ケマリ 2Kg
・塩 160g(ケマリの8%)
・クエン酸 40g(ケマリの2%)
①ケマリは洗って水氣を切ります。
②塩とクエン酸を混ぜておきます。
③ケマリと塩&クエン酸を混ぜたものを交互に容器に入れていきます。
④ケマリの4倍くらいの重しを乗せます。
⑤日経つと酢が上がってきます。大量じゃない場合は上下をたまに返します。
⑥ケマリが酢に全部漬かったら、ギリギリ浸かる程度に重しを軽くします。
⑦3〜4週間そのまま漬けておきます。
⑧晴天が3日間続く時に、外に干して乾かします。(夜は部屋の中に)
⑨3日間干したら容器に移して出来上がり。
⑩赤みをつけたい場合は、ハイビスカス又はケマックで。
日本で梅干しを漬ける場合は、カビに本当に氣をつけなきゃならなくて
梅にも焼酎をまぶしながら塩をかけていたし
塩分もギリギリ10%を切る9%で漬けていて。
湿氣ていないトビリシではそこまで氣をつかうことはないかなって
8%で漬けてみたよ。
ケマリが酢に完全に漬かった時点で食べることはできるけど、
3〜4週間、酢の中に漬けておくことによって熟成して美味しくなるよ。
&天日に干すことによって、梅っぽくシワっとなるよ。
干して4日目
どう?梅干しに見えてきた??
味見をしてみると、まさに梅!
これは梅!
ちょっと皮の感じが違うかな。
梅よりもちょっとだけ皮がちゃんとしてる。
結構天日干ししただけでも赤みが出てきたね。
梅干しって赤みがやっぱり梅干しっぽさでもあるけど
赤紫蘇ないしね〜
で、思い出したのが、トルコのスパイス「スマック」
これでゆかりもどきを作ったことがあって
赤みもいけるかも!と一緒に
左がスマック 、右がハイビスカス
そして友人がハイビスカスに漬けて赤くしていたのを見て
家にあったドライのハイビスカス入れてみた。
こちらはもう少し経ったら干してみようっと。
そうそう追加でクエン酸なしバージョンも漬けていて。
こちらも楽しみ!