こんにちは!じゃっかんあるつ(@cosmicalz)です。
オアハカは「メキシコの美食の都」とも言われるほど、
ストリートフードやメルカド(市場)でおいしいものがあふれています。
その中でもずっと気になっていたのが、Netflixに登場したあの屋台「Memelas Doña Vale(メメラス・ドニャ・ヴァレ)」。
ついに行ってきたので、その様子をレポートします!
目次
「Memelas Doña Vale」
その名も「Memelas Doña Vale」。
オアハカで「メメラス(Memelas)」といえばここ!と言われるほど有名なお店です。
Netflixのドキュメンタリー「Street Food: Latin America」の第3話〈Oaxaca, Mexico〉にも登場しています。
番組ではこう紹介されています。
“Oaxaca, Mexico — Meet Doña Vale, who makes peerless memelas.”
(オアハカ、メキシコ ― 傑出したメメラスを作るドニャ・ヴァレに出会う)
メメラスとは

メメラスは、日本人から見るとタコスに少し似た見た目。
どちらもトルティーヤがベースですが、メメラスはオアハカが本場で、食感もスタイルも違います。
厚めでコーンの香りがしっかりしたトルティーヤに、
黒豆ペースト・チーズ・サルサをのせて焼き上げるのが定番。
外は香ばしく、中はもちっとした食感です。
Memelas Doña Valeの場所と行き方
お店は、オアハカの中央卸売市場(Central de Abastos Oaxaca)の中にあります。
この市場はオアハカで最も古く、そしてとても広大。
観光客が多いセントロ(中心地)の市場と違って、
ここはローカル色が濃く、地元の人の暮らしがそのまま感じられる場所です。
少し迷いやすいですが、Googleマップを頼りに行けばOK。
近くの人に尋ねると、みんな親切に教えてくれます。
治安を心配する声もありますが、
私が訪れた限りでは危険な雰囲気はまったくありませんでした。
(ただし、時間帯や服装には注意しましょう。)
混雑時は売り切れてしまうこともあるので、午前中(できれば朝早く)に行くのがおすすめです。
私は平日の9時半ごろに行きましたが、すでに満席でした。
看板メニュー:Salsa de Morita(サルサ・モリータ)
Memelas Doña Valeといえば、なんといっても黒いサルサ「Salsa de Morita」。
Netflixでも大きく取り上げられた、このお店の象徴的な味です。
多くの屋台では、ハラペーニョやセラーノを使った赤サルサが定番ですが、
ここではチレ・モリータ(Chile Morita)という燻製唐辛子を使用しています。
チレ・モリータは、完熟した赤いハラペーニョをスモーク&乾燥させたもの。
燻製香がほどよく、甘みと果実味が残るのが特徴です。
そのため、味わいは「ただ辛い」ではなく、
燻製の香り・甘み・酸味が絶妙にバランスした奥深いサルサ。
辛いのが苦手な人は、もう一つのSalsa de Tomate(トマトソース)がおすすめです。
Memelas Doña Valeのメニュー
注文方法はシンプル。
①具材を選ぶ + ②サルサを選ぶ だけ!
メメラスは基本3種類
・Tasajo(タサホ) 40ペソ
・Carne frita(カルネ・フリータ) 40ペソ
・Huevo(フエボ) 10ペソ
サルサは2種類
・Salsa de Morita 15ペソ
・Salsa de Tomate 15ペソ
実食レポ

Tasajo(タサホ)
オアハカ名物のひとつで、塩をふって天日干しした牛肉(主にロースやもも)を炭火で焼いたものがどーんと乗っています。
干し肉といっても柔らかくて、香ばしく、旨味がぎゅっと詰まっています。
Salsa de Moritaとめちゃ合う!
Carne frita(カルネ・フリータ)
豚肉を油で揚げ焼きにしたもの。
外はカリッと中はジューシーで、少しこってりした味わい。

Huevo(フエボ)
半熟の目玉焼きが乗っています。黄身がとろっと流れてサルサと混ざり、まろやかな味に。
朝食セット(Desayunos)もあります。
屋台は目の前でつくっている過程を見ながら待っているのが楽しいですよね。
混んでいることが多いですが、回転が速いのですぐ座れます。
このSalsa de Moritは本当に美味しいなあ。
持って帰っていつでも食卓に置いておきたいです。
【Memelas Doña Vale】
Cosijoeza, Central de Abasto, Oaxaca
営業時間:7:00-12:00(売り切れ次第終了)
定休日:日曜
