こんにちは!じゃっかんあるつ(@cosmicalz)です。
EU圏内でも、リモートワーカー向けの「デジタルノマドビザ」を発給する国が
ここ数年で一気に増えてきました。
エストニアは比較的早い段階から制度をスタート。
クロアチアも2021年から制度が始まり、ノマドに人氣の国に。
そんなEUの中で、「ポルトガル」もデジタルノマドビザを導入した国のひとつです。
私たち家族も、最初に移住先候補として挙げていたのがポルトガル。
穏やかな人柄、美味しい料理、温暖な氣候、
そして西ヨーロッパの中では物価が比較的抑えめ。
ここ数年で海外からの移住者が一気に増え、注目度の高い国になっています。
ポルトガルにはもともとD7ビザという
「現地で雇用されなくても滞在できるビザ」が存在しているため、
このデジタルノマドビザとの違いも含めて解説していきます。
※2022年5月21日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2026年2月2日に再度公開しました。
ポルトガルのデジタルノマドビザってどんなビザ?
ポルトガルのデジタルノマドビザは、2022年10月30日に開始されました。
正式名称は
“Residence visa for the exercise of professional activity provided remotely outside the national territory”
(長い…)。
このビザを取得すると、最長1年間、合法的にポルトガルに滞在することができます。
ただし、ポルトガル国内で雇用されたり、
ポルトガル企業を相手に経済活動を行うことはできません。
あくまで「国外からの収入で生活する人」向けのビザです。
※日本国籍の場合、通常はシェンゲン協定により
「6か月間で90日以内」の短期滞在であればビザは不要です。
D7ビザとの違いは?
ポルトガルには、以前から「D7ビザ」と呼ばれる居住ビザがあります。
年金受給者や、不動産収入・投資収入など
給与以外の収入で生活する人向けの、非常に人氣のあるビザです。
D7ビザは「給与以外の収入生活者」も対象になるため、
実際にはリモートワーカーがこのビザでポルトガルに移住しているケースも多く、
一見するとデジタルノマドビザとの違いが分かりにくいです。
現時点では、D7ビザやD2ビザ(個人事業主ビザ)が
将来的にどう位置づけられるのかは明確にはなっていません。
ただし、収入要件を見ると違いははっきりしています。
D7ビザは、ポルトガルの最低賃金(※年によって変動)を
基準にした比較的低めの収入要件なのに対し、
デジタルノマドビザはその約4倍の収入が求められます。
また、D7ビザは更新を重ねることで永住権につながるのに対し、
デジタルノマドビザは「お試し的に1年間滞在したい人」向けの性格が強い印象です。
D7ビザは、ビザ取得後に現地で滞在許可証を発行してもらう必要があり、
その際の家探しが最大のハードル。
一方で、
「まずは1年間ポルトガルに住んでみたい」
「永住までは考えていない」
という人には、デジタルノマドビザは検討しやすい選択肢かもしれません。
ポルトガルデジタルノマドビザの要件は?
・ポルトガル国外の雇用主、またはクライアントと契約し、
リモートで仕事をしている非EU国民であること
(フリーランス・自営業も対象)
・収入要件:
ポルトガルの最低賃金の4倍以上の安定した収入があること
目安:月額 約3,290ユーロ以上
(※最低賃金は年によって変動するため、申請時要確認)
提出書類
詳細は申請時期や個人の状況によって異なりますが、
主に以下の書類が求められます。
・過去数か月分の収入を証明する書類
・納税者としての居住証明書
・雇用契約書、または自営業であることを証明する書類
申請先
申請は、母国にあるポルトガル領事館、
またはポルトガルの移民当局(AIMA/旧SEF)を通じて行います。
まとめ
・「永住目的ならD7、体験移住ならノマド」
・2026年時点では、ノマドビザは「気軽さ」と引き換えに収入要件が高め
