こんにちは!じゃっかんあるつ(@cosmicalz)です。
2023年11月からユーロ圏で始まる「ETSAS(エティアス)」。
シェンゲン協定加盟国へのビザを必要としないEU圏外の人のための渡航認証です。
(ビザではない)
アメリカのESTA(エスタ)やカナダのeTA(イータ)と同じ仕組みです。
そんなシュンゲン協定に2023年1月1日から加盟したクロアチア。
同時に通貨もこれまでのクーナからユーロに変わりました!
クーナからユーロへ
2023年1月1日からクロアチアは法定通貨にユーロを正式に導入しました。
法定通貨として採用するユーロ圏は20カ国に広がり
来年はブルガリアが控えています。
ユーロ未導入のEU加盟国(ユーロ導入の適用除外を受けるデンマークを除く)は、
ブルガリア、チェコ、ハンガリー、ポーランド、ルーマニア、スウェーデンとなっています。
クロアチアのクーナ(HRK)は1994年から導入されていて。
1クーナ=約19円(2022年12月現在)でした。
ユーロ硬貨の裏面デザインはクロアチア独自のものに
ユーロ硬貨は、表面は共通のデザインですが、
裏面や側面は発行国独自のデザインが認められています。
クロアチア独自のデザインは、昨年の夏に行われた一般公募により選ばれました。
1ユーロ硬貨は動物のテン(クロアチア語でテンはクーナ)
2ユーロ硬貨はクロアチアの地図
50、20、10セント硬貨は科学者ニコラ・テスラ
5、2、1セント硬貨はグラゴール文字(スラヴ圏最古の文字)
ユーロ紙幣のデザインはユーロ圏内で統一されています。
クーナはもう使えないの?
クロアチアでは、2023年1月1日から2週間かけて
従来の通貨クーナからユーロへの切り替えが進められることになります。
数年前からクロアチア内でもユーロを使えるところは増えていて
2022年9月からは、クーナとユーロの併記が始まっていました。
え?クーナがまだあるけど、もう使えないの?と心配のあなた。
大丈夫です。
約1年間はクロアチア国内の銀行であれば、ユーロに両替できるようです。
※導入時の交換レートが1ユーロ=7.53450クーナ
ユーロが導入されることによって物価は上昇する?
1999年にユーロが導入されたイタリアや
2007年にトラールからユーロになったスロヴェニアでも
ユーロに変わったことによる、物価の上昇に
現地住民や旅行者から、嘆きの声が上がったものでした。
食料や燃料の価格が高騰し、世界中でインフレが高進する中、
ユーロ導入はクロアチア経済の保護につながると指摘している専門家がいる一方で
ユーロへの切り替えを心配する人も。
最近、クロアチアの観光地では
外食なんかは東京並の物価水準になっているようですが
ユーロに変わることによって、もっと上がってしまうのでは
という予想をしている人もいるようです。
まとめ
通貨がユーロに変わることによって
旅行者にとっては両替の必要がなくなるなど、便利な点もある反面
物価が上がってしまうかも!?という心配も。
ドイツ、フランスを利するだけ。ということにならないといいですね。