こんにちは!じゃっかんあるつ(@cosmicalz)です。
当たり前だけど、ジョージアにいると思い立った時にジョージアンワイナリーに行けるのです。
日本にいた時には夢にまで見た!ことだから本当に幸せ。
それで今回日本から来た方に誘っていただき
イアゴワイナリーへ行ってきました。
トビリシから車で40分ほどの場所にあるイアゴワイナリー。
トビリシの中心地を抜けるのに渋滞していることが多いから
渋滞なしなら30分くらいの距離です。
この距離ということもあり、観光客も氣楽に行けて人氣のワイナリー。
ワイナリーにレストランも併設されているのだけど、今はコロナのこともあってそちらは営業していません。
今回はバンをチャーター。
Boltなどの配車アプリでトビリシ中心地から20ラリほど。(650円前後)
イアゴは、クヴェヴリワインの生産者であり、ジョージアの「クヴェヴリ・ワイン協会」の立ち上げメンバーでもあります。
イアゴのワインは日本にいる時に飲んだことがあって
(奥さんのマリナのワインも!)
映画「ジョージア、ワインが生まれたところ」にイアゴが出演していたのも観ていたから
とーっても楽しみでした。
着いてすぐにイアゴのお父さんが歓迎してくれて中へ。
門からのエントランスはバラがたくさん植えられていてステキ✨
ジョージアはバラのいい季節です。
エントランスの右側に小さなヴィンヤードと畑が広がっていて、
正面にマラニとレストランの建物。
外にもクヴェヴリが。
ぎゅっと素敵がコンパクトにつまっている場所。
あああ素敵。
すぐにクヴェヴリワインが埋まっている石造りの蔵「マラニ」に案内してもらいました。
イアゴのマラニは整然としていて、そこの地中にワインが埋まってるとは想像できないほど。
マラニの中でワインについて、製法について詳しく英語で話してくれるイアゴ。
とても聞き取りやすい英語で、質問にも丁寧に答えてくれます。
イアゴは20年前にワイン作りを始めて、今も変わらず拡大することなく
淡々と2ヘクタールの畑を家族で営んでいます。
日本を始めいろいろな国に輸出されていて、今度はマレーシアも加わるそう。
多分ヴィンヤードを増やそうと思えば可能だろうに
もう完成されているから、何かを増やしたり引いたりする必要はない
というイアゴ。
落ち着き払った物腰と口調は、生産者のそれとも通じるし
アーティストのような面も垣間見れたり。
ワインの製法などを学んだあとは、お楽しみの試飲です。
イアゴが作っているワインはジョージアの土着品種「チヌリ」という品種だけ。
ジョージア語で「すばらしい」という意味の希少な白ぶどうです。
左がスキンコンタクトあり、右がスキンコンタクトなしのワイン。
最初にそのチヌリのスキンコンタクトしたものとしないものの飲み比べをさせてもらいました。
こういう飲み方ができるのって贅沢!
スキンコンタクトした方は果皮なども一緒に入れているから
しないものと比べてやっぱり色が濃い。
味もまったく違っていて、それぞれの美味しさがあるけれど
私はやっぱりスキンコンタクトをした方が好きだな〜
果実味とキリッとした酸味が広がります。
ワインのおつまみもこんなにステキ。
スキンコンタクトで使った果皮などで作ったチャチャも試飲させてもらったんだけど
めちゃくちゃ美味しい!
干しぶどうの香りがふわ〜っとして、口に含んでもぶどう感はちゃんとあって。
とはいえアルコール度数が高いことには変わらないから
ちょびちょびなめるように試飲。
このチャチャ(果皮など)は肥料となるので、無駄なく循環していきます。
なんとマリナのワインも試飲できて超Happy!
マリナのワインはアンバーとロゼ。
アンバーはめちゃめちゃ濃い!
芳醇でとろっとしていて舌にちょっとだけピリッとくる感じ。
マリナのワインはカヘティのぶどうを使っているから
味がやっぱり強くてがっしりしているなあ。
ロゼはムツヴァネとタヴクヴェリ。
タヴクヴェリは初めて聞いたなー。
とても美しい色。
微発泡で飲みやすい。
カヘティのサペラヴィなんかの赤ワインは濃厚著しいから
こうやって単体でも飲みやすいワインもいいよねえ。
試飲といってもこんなにたくさんのワインを飲ませてもらって幸せ時間。
ひとしきり飲んだあとは、ステキな庭をお散歩です。
庭にある畑には、ネギ、にんじん、にんにく、玉ねぎ、トマトなどが植えられていて
ホースを通していて水をあげられるように。
にわとりも数羽歩き回っていて、私たちが近づくと集団で逃げてパニックに(笑)
卵も自分たちでまかなえているのかなあ。
さくらんぼの木を発見!
イアゴのお母さんがすぐに氣づいてくれて、食べろ食べろと木を引っ張ってくれました。
顔は真剣そのものだけれど、普段はとーーっても柔和な感じの優しいお母さん。
「チャメチャメ」と何度も言って勧めてくれてとても可愛い。
とーーっても美味しく美しいさくらんぼ。
女性がワインを作っているのは、ジョージアではまだまだ珍しいことだそう。
しかもご夫婦で別々のワインを作っているのは、他にないのでは。
早くレストランが再開して欲しいですね。
Iago’s Winery
Vill. chardakhi Mtskheta, 3318