こんにちは!じゃっかんあるつ(@cosmicalz)です。
ジョージアの首都トビリシで暮らして3年半。
一旦日本に戻ってきました。
こちらの記事で
ジョージアはチャレンジが楽しい国だよ
ってことを書きました。
今回は私自身のジョージアでのチャレンジをご紹介したいと思います。
目次
転機が訪れた
私の中でジョージア生活の転機は
ジョージアに移住してから2年半ほど経った時にやってきました。
15歳になった娘が
ジョージアの学校も楽しいけど英語をもっとやってみたい!
という想いがむくむく湧いてきて
それじゃあ候補地を見学に行こう!
ってことで最初に訪れたのがフィリピン。
英語をずーーーーーとペラペラに話せるようになりたいと思っていた
私も便乗して1ヶ月の語学学校を体験することに。
(何でもやってみたい病)
英語に口が慣れてきて
これをもっと上達させたいなー!
ってトビリシに帰ってきてからいろいろ妄想していて
そうだ!
日本の文化を紹介する機会をつくって
それを英語で説明したらいいじゃん!
と
いつもいきなり無謀なことになってしまうのを
今回も止められず
友達のパン屋さんが営業していない週末に借りて開催することに。
やってみたい!と思ったらすぐに行動に移したい私にとって
ここジョージアは絶好の場で
場所さえあればすぐにできちゃう♡
そう、決めるだけ。
抹茶クラスから始まった
一番初めにやりたかったのが
「抹茶」
そう、世界中で今や大人氣の抹茶。
少し抹茶については親しみがあって
こんなこともあろうかと
日本に一時帰国した時に茶碗や茶筅なんかを買い揃えていたのでした。
抹茶の歴史的背景なんかも絡めて
少し造詣を深められるような会にしたい!と
自分の英語能力も省みず
妄想列車って止まらなくてやばいよね
画像や絵を載せた1枚テキストもつくって
これならわかりやすいよね!って
それからはシャワーの時や街を歩いている時に
説明したい文章を口ずさむ毎日。
長文しかも英文を暗記するなんて
多分人生で初。
そりゃもう丸暗記ですよ。
でもさ、よく考えたらわかるけど
相手がいることなのだから
しかも相手は外国人なのだから
予定通りに進むわけないよねー
フタを開けてみたら
すぐに質問がはさまるし、思いもよらないことを聞かれるしで
暗記した文章はほとんど役に立たず
かえって意味不明な英語になってしまったりww
それでも1日に3回設定した抹茶クラスは満員御礼で
喜んでもらえて初回にして手応えを感じられることに。
ちなみに料金はドネーション制に。
はじまりはラングエッジ・エクスチェンジ
それと並行して
以前からラングエッジ・エクスチェンジをやっていた
ロシア人の友達から
日本語のクラスをやってよ!と声をかけられたの。
その友達は英語の先生で
私に英語を教える代わりに
私が彼に日本語を教えていて
1週間に1回お互い1時間ずつの学びの時間は
めちゃめちゃ楽しくて
日本語を教えるって難しいけど楽しいなーって感じていた矢先の提案。
日本語クラスの需要
ラングエッジ・エクスチェンジという氣楽な場とはいえ
日本語を教えるのはもちろん初めてで
手探り状態だったのだけど
彼がオンラインの英語の先生だったから
その彼の教え方なんかも参考にさせてもらったし
日本語について自分で結構勉強もしたなあ。
ジョージア人やロシア人で日本語を学びたいと思っている人は
とても多くて
独学で学んでいる人もいて
日本語を結構話せる人もちらほら。
トビリシには日本語の語学学校もあるから
移住当初は日本語が達者なジョージア人に
ジョージア語を教えてもらっていたよ。
友達のパン屋さんのスペースを借りて
それじゃあ日本語クラスも開催してみよう!
と同じくパン屋さんの定休日にスペースを借りることに。
このパン屋さん、私の友達家族で
パンの国で無謀にもパン屋さんをオープンしたのだけど
日本にいる時から美味しいパンやスイーツをつくっていたから
トビリシでオープンしてからも
ちょっとずつファンが増えて
1年経つ頃には人氣店に。
土日月は定休日だったから
毎週土曜にお借りして日本語クラスを始めました。
告知はどうしてた?
その場を借りれたことも大きかったし
そのパン屋さんのInstagramで日本語クラスなんかの告知ができたのも
本当にありがたかったなー。
ジョージアはまだまだFacebookやInstagramが盛んで
Facebookページで賃貸物件を探したり
いろいろなグループページが存在していて
活発にやり取りされてるよ。
ロシア人はテレグラムやWhatsAppをよく使っていて
それらも使って告知はしてました。
英語の丸暗記が軽いストレスに
日本の文化を紹介するクラスの第2回目は
「巻き寿司」
私は巻き寿司が大好きで
前の年の節分の時に
作った巻き寿司をモグモグ食べながら
「こんなに美味しいんだから年に1回じゃなくて
息をするように巻き寿司をつくりたいなー」
って心の中で思ったからかどうなのか
それ以降、人生の中で一番巻き寿司をつくることになったから
面白いよね
壮大な伝えたい思いがあるから
覚えなきゃならない英文もそれなりにあって
フレキシブルに対応できない自分の英語能力も相まって
回を重ねるごとに軽くストレスを感じるようにw
多分あのまま続けていたら
英語が結構上達したとは思うけれど
自分が楽しまなきゃ意味がない!
というスタンスに立ち返って
英語を暗記するのが軽いストレスになるんだから
そこを改善しよう!
と妄想列車を暴走させていると
人氣の巻き寿司なんかを売ってみるのはどうか?
日本語クラスでクッキングをしながら日本語を教えるのはどうか?
って浮かんだから両方やってみることにw
このやってみなきゃ氣が済まないのは
いくつになっても変わらなくて
自分でもびっくりするよね
巻き寿司スタンドオープン
週末に巻き寿司スタンドをオープン。
巻き寿司をただ販売するのはつまらないから
その傍らで、作ってみたい人には
氣軽にチャレンジしてもらう場も設けて
巻き寿司の翌週にはおにぎりスタンドを連続してオープンして
どちらも大盛況。
日本食はジョージアでももれなく人氣で
おにぎりを全種類買っていく人もいたり。
ベジやヴィーガンの人も多いから
巻き寿司やおにぎりもヴィーガンのものを用意して
それも喜ばれたヨ。
変化を続けた日本語クラス
そして日本語クラスでは初心者クラスと
フリートークのクラスとに分けて
楽しく学べるように
すごろくや折り紙、クッキングしながら日本語を学ぶ時間にしてみたり
毎回来てくれる生徒さんも増えてきて
その中に8歳のカザフスタン人の女のコも。
そのご家族はヴィーガン一家で
お肉はもちろんのこと、卵やハチミツも食べないことを選択していて
よってクッキングは自然とヴィーガンのものに。
お味噌汁をつくるにも出汁は野菜の皮なんかで取って
おにぎりの具も野菜や大豆ミートを使って
ヴィーガンの天ぷらもつくった!
ハードル高めだったけどめちゃめちゃそれがいい経験になったなあ
フリートークのクラスに来てくれていた
ロシア人の女性が最後に
「私がとても大変な時期に、あなたの日本語クラスが支えてくれた」
って教えてくれて
人の役に立っていたんだなあって
1人しか来ない時もあったけど
途中でもうやめよっかなって思った時もあったけど
雨の日も雪の日も続けてよかったなって。
日本に帰国することになって
とーっても寂しかったけど幕を閉じることに。
駆け抜けた感のある日本語クラスや日本の文化を紹介するクラス
ジョージア人やロシア人だけじゃなくて
本当にいろいろな国の人が日本語や日本文化を楽しんでくれたし
友達もたくさんできたな。
国籍・年齢・性別関係なく
仲良くなれるあの場は
私にとってサイコーの時間と空間でした◎