こんにちは!じゃっかんあるつ(@cosmicalz)です。
オランダのスキポール空港が大混雑していて
この夏、20%のフライトがキャンセルされる見込みだということをシェアしましたが
どうやらフランスやドイツ、イギリスでも似たような事態になっているようです。
アムステルダムの大混雑の原因は、
コロナで旅行に行くことができなかった人たちがここでワッと動き始めたのと
空港職員の人員不足、ストライキが重なって
ってことでした。
それはヨーロッパ周辺の空港どこも同じような状況で
コロナパンデミックの最中に多くの人々を解雇したため、現在雇用がおいついておらず
物流の問題とスタッフ不足に苦しんでいます。
そしてストライキが起きる、という悪循環。
ドイツのフランクフルト、イギリスのロンドンと、
どこも例外なくこれまでに数百便の欠航を出し、長蛇の列ができる混雑となっています。
長時間の遅延、フライトのキャンセル、荷物の紛失など大問題に。
イギリス
新型コロナウイルス感染の影響に伴う需要減の中で航空業界は数万人の従業員を削減したとされていて、需要急増に業界の雇用が追い付いていない状況。
ブリティッシュ・エアウェイズは夏休み中にストライキを行うことを決議。
Hundreds of British Airways workers at Heathrow Airport vote to strike during summer holidays over pay https://t.co/EID7l1oKcz
— BBC Breaking News (@BBCBreaking) June 23, 2022
ドイツ
ルフトハンザやイージージェットなどの航空会社は、夏の間のフライト数を減らす計画をすでに発表している。
ドイツのルフトハンザ航空は7月は900便を欠航にすると発表。
新型コロナウイルスによって大きな損失を被った同社は3万人以上を解雇していて、急増した利用客のニーズに対応しきれない状態。
ルフトハンザドイツ航空は、人員不足のため、年末年始にフランクフルトとミュンヘンのハブ空港でさらに2000便のフライトをキャンセルすることになった。
Weil das Personal fehlt, muss die #Lufthansa weitere 2000 Flüge in der Ferienzeit an ihren Drehkreuzen Frankfurt und München streichen. Das hat Folgen – auch für #Hannover. https://t.co/MtFJUX3qsc
— HAZ (@HAZ) June 25, 2022
フランス
フランスのパリ・ロワシー空港では、待遇改善と一律300ユーロの賃上げを求める職員が6月9日にストを決行。14時までに予定されていた便の4分の1にあたる約100便が欠航を余儀なくされた。
スペイン
スペインの空港でも同じように、長蛇の列、飛行機の遅れ、欠航などが相次いでいる。
スペインの場合は、同国を多く訪れるのがイギリス人であることも関係している
イギリスがEU圏でなくなり、パスポートへの入国・出国印を含むより多くのコントロールが必要となったため。
イタリア
イタリアでは格安航空会社(LCC)のストや欠航が目立つ。
アイルランドのLCCライアンエアーの2つの労働組合は8日、ストを決行。賃上げを要求し、同社が夏の休暇取得を拒否したことを糾弾した。同様の問題を抱えたボロテア航空とイージージェット航空はイタリアで360便を欠航にした。
まとめ
スキポールはヨーロッパの主要な入り口の1つであり、世界有数のハブ空港であることから問題は深刻です。
どの航空会社も大量採用を行っていますが、新しいスタッフの身元調査には時間がかかるため、短期的には解決する可能性は低いとのことです。
空港スタッフの不足は「業界全体」であり、上記の国々だけでなくヨーロッパ全土に影響を及ぼしています。
ヨーロッパ旅行を計画している方は、事前に航空会社のサイトなどで欠航や遅延のチェックをすること、また、空港に通常より早く到着することをおすすめします。