海外旅行

海外から日本へ犬を連れて入国しました!〜ワンコも人間も大変だった

こんにちは!じゃっかんあるつ(@cosmicalz)です。

この度、3年半暮らしたジョージアを離れ
一旦日本に戻りました。

カヘティ地方で出会った野良ちゃんも一緒。

日本へ動物を連れて入国するのは大変だと聞いていましたが
我が家のワンコは特大なので
それもあって結構ハードでした。

これから海外から日本へわんちゃんやねこちゃんを連れて帰る方の
参考になったら!

犬、猫の本への入国の概要

どの国から入国するのか?

犬、猫の日本への入国には大きく分けて2つあって

①指定地域からの入国
②指定地域以外からの入国

指定地域とは
アイスランド、オーストラリア、ニュージーランド、フィジー諸島、グアム、サイパン
の6地域のみです

指定地域の6地域は
狂犬病が発生していない狂犬病清浄地域を指します。

なので、指定地域外からの入国の方が多いと思います。

指定地域以外から犬・猫を輸入するには

私はジョージアからの入国だったので
もちろん指定地域外からの入国となって
以下の作業が必要となりました。

・マイクロチップの埋め込み
・狂犬病予防注射(2回)
・狂犬病抗体検査(血清検査)
・180日以上の輸出前待機
・事前届出/輸入検査申込
・輸出前検査
・輸出国政府機関発行の証明書取得
・日本到着後の輸入検査

犬、猫の日本への入国の詳細はこちら

犬猫が海外から日本へ入国するスケジュール

海外から日本へペットを連れて入国するのに
一番大事なのがこのスケジュール。

そもそも指定地域以外から入国する場合は
行くぞ!と決めてから日数がかなりかかります。

手順を間違えるとタイムロスになってしまうので
ここは慎重に事前チェックをしておきたいところです。

いつ帰国できるのかをおおまかに計算するのには

血清検査の採血日(0日目)から180日以上待機となる
というのが1つの指針。

狂犬病予防注射の2回目と血清検査の採血は同日可能。

狂犬病予防注射1回目(0日目)と2回目は
必ず30日以上空けなければならない。

という風にさかのぼって計算できます。

例えば最短ルートを書いてみると

4月1日に狂犬病予防注射1回目
5月2日に狂犬病予防注射2回目&血清検査の採血
この採血日を0日カウントとして180日待機
10月29日以降日本に入国可能に!

日本に行くぞ!
と決めてからざっと7ヶ月はかかってしまうわけです。

私は何度も何度も動物検疫所に問い合わせました

しかもこの日数のカウント
自己カウントは危険です。

思い込みが一番危ない。

例えば予防接種は30日以上間隔を空ける必要がありますが
1日でも日数が足りていないと
受け直しとなってしまいます。

動物の日本入国に関する管轄は
農林水産省 動物検疫所なので
なんでもメールで質問しましょう。

とっても丁寧に迅速に答えてくれます。

どんな小さなことでも疑問があれば聞いてみることを
おすすめします。

問い合わせ先

農林水産省 動物検疫所

電話番号:03-5708-7261(9:00~17:00)
FAX番号:03-6428-9953

メールアドレス
成田空港/第1ターミナル利用:aqs.nrtr1@maff.go.jp
成田空港/第2ターミナル利用:aqs.nrtr2@maff.go.jp
羽田空港:aqs.hnd@maff.go.jp
関西空港:aqs.kixk1@maff.go.jp

航空会社はどうやって決めた?

ざっと帰国できそうな時期をつかんでから
航空会社の選定となります。

私はジョージアのトビリシから
日本の羽田か成田へのフライトだったのですが

一番重要視したのはフライト時間。

ワンコへの負担をなるべく小さくしたいから
フライト時間とトランジット時間のなるべく短いものを探しました。

選択肢は以下の3つ
①ターキッシュエアラインズ
②カタール
③エミレーツ

この中で③のエミレーツは
トビリシ→ドバイのフライトが
フライドバイの航空会社を利用しなければならないため
フライドバイがペットの輸送をしていないからNG。

結局ターキッシュエアラインズが
トランジット時間が3時間ちょいと
一番短かったので決めました。

ただしターキッシュエアラインズの貨物室で輸送できる
ゲージの最大サイズが
75×75×120なので
それより大きいサイズの場合はカタールを選択するようになります。

フライトチケット購入の時期

いつフライトを購入するかどうかも迷うところです。

あまり速すぎても
ワンコや自分自身に何かあって変更になるかもという
可能性もゼロじゃないし

遅くてもチケットが高くなってしまったり
お目当てのフライト時間が短いものが売り切れたりしてしまうことも。

私はちょうどドル円が乱降下している時で
もういろいろ混乱w

帰国予定日3ヶ月前くらいに
えいやっ!と予約。

念の為人間のチケットは払い戻しが可能なタイプにしました。

一番大変だった出発空港カウンター

大変だったことはいろいろあれど
一番のハイライトは飛び立つトビリシ空港のカウンター。

手違いがあって空港に到着が予定とり1時間遅れた上に

ペット連れはオンラインチェックインができなかったから
普通に列に並ぶ必要がありました。

私の荷物が軽々5Kgオーバーしていたり‥

チェックインカウンターがメチャ混んでたこともあって
カウンターのスタッフも急いで対応してくれました。

そんなこんなでワンコとのしばしのお別れもバッタバタ。

羽田到着後の輸入検査

入国審査が終わってソワソワして
手荷物受取所で待っていると
私に声をかける人が

動物検疫所の係の人で
どうして私がワンコを連れているかわかったかが謎なのだけど

先に書類をチェックしますね、
と。

事前にメールで全ての書類をチェックしてもらってたこともあって
書類を全部渡してのチェックはすぐにOKが。
よかったー!!!

そして荷物が出てくるのを待っていると
荷物よりも早く向こう側から見慣れたゲージを乗せた台車が。

ターキッシュエアラインズのスタッフさんが連れてきてくれました。

ワンコ無事!!!!!

本当に本当に心臓に悪いww

水もほとんど飲んでいなくて
ゲージの底に敷いた段ボールや布類もぐちゃぐちゃ。

大変だったろうねえ(涙)

輸入検査といえば
検査室に入ってマイクロチップを読み取るだけ。

あっという間に終わります。

荷物の方が出てくるのが遅かったくらい。


そして書類にサインをして
ゲージのタグに検疫手続きが終了したシールを貼ってもらえます。

とりあえず外に出るまでゲージから出すことはできないので


駐車場でやっと解放〜

水をびっくりするほど飲みました。

本当によく頑張ったねーーー!

ここまで7ヶ月
私もよくがんばりました。

ゲージに取り付けたもの

各航空会社によってゲージに取り付けられるものや
ゲージの中に入れられるものが決められてると思いますが

ターキッシュエアラインズはかなりゆるく
カウンターでも預ける荷物の係の人からも何も言われませんでした。

一応自動給水器をつけましたが
ほとんど飲んでいなかったし

自動給餌器は手に入らなかったし
トランジットは短くてエサをあげるタイミングがなかったですが
水すら飲んでなかったから多分エサがあっても食べてなかったと思います。

ゲージの底に厚めの段ボールを敷いて
その上にトイレシート
その上に薄いクッション的なもの
その上に布を敷いていましたが
羽田で見た時には中がぐちゃぐちゃでした。

おしっこはゲージの中にしてしまっていました。

まとめ

動物検疫所のウェブサイトに手順や注意事項などなど
細かいところまできっちり書かれているので
(何十回も読みましたw)
その通りにして、ささいなことでも質問すればきっと大丈夫!

ワンコも飼い主さんも心身ともにハードですが
無事に日本に入国できますように
こころから応援しています。

ABOUT ME
じゃっかんあるつ
はじめまして。じゃっかんあるつです。 旅にまつわるあれこれのおせっかいを焼いています。 「痒いところに手が届く」をモットーに書いていますので、少しでも参考にしてもらえたら嬉しいです。